正しい歯磨き!

皆さん、こんにちは‼︎

歯科衛生士の鈴木育子です。

前回に引き続き、今回は歯磨きのお話しを詳しくお伝えしようと思います。

 

最近、みなと歯科ではスタッフそれぞれが『100%磨き』なるものを始めました。

これは、歯科医療従事者が患者さんのブラッシング指導をするにあたり、まずは自分自身の口の中のプラークを歯ブラシ1本で100%落としきる技術を身に付けよう!という取り組みです。

私も23年前に初めてチャレンジして以来、毎年お正月に必ず100%を達成できているかをチェックしています。

 

やり方は実に簡単です‼︎

歯ブラシ1本で全部の歯を磨いて赤染をする。

チェックをしてもらい、一点でも赤く染まったプラークがあれば、不合格。

後日再チャレンジとなります。

単純な作業ですが、達成できるまで個人差はあるものの数ヶ月、一年かかる人がほとんどです。

その位、キチンと歯を磨くという作業はむずかしいのです。

因みに、私は史上最短の21日で達成し、この記録はいまだに破られていません!

 

この100%磨きを達成したときに、歯科医療従事者たちが本当の意味で歯磨きが理解でき、お口の中の状態が改善することを体験し、何より患者さんの気持ちがよ〜〜く理解できるようになります。

患者さんが行う場合は、100%じゃなくても、歯ブラシ1本じゃなくても良いので、成果が出て、お悩みを解決に導けることが大切です。そして、毎日続けられるような簡単な方法であることが重要になってきます。

 

では、100%プラークを落とす歯磨きのコツをお教えします。

①歯ブラシの毛先(毛の断面)を歯の面に直角方向から当てる。

歯の面に当てた毛先が割れない程度の軽い力でプラークをからめとる。

③適切なストロークで毛先を移動させる。

 

たったこれだけです。

この3つのコツが上手にできたときに、4〜5回の歯ブラシの往復でプラークを確実に落とす事ができるのです。

シンプルなのですが、これらの基本が意外と難しいのです。

歯科衛生士、練習中!
歯科衛生士、練習中!

では、良い歯ブラシの条件はなんでしょうか?

この“3つのコツ”が再現できる歯ブラシが良いわけです。

★毛先(毛の断面)がフラットになっていること。

★弾力のあるナイロン毛であること。

★持つ柄やネックはストレートであること。

★ヘッドは適度にコンパクトであること。

みなと歯科では、これらのポイントが全て当てはまる理想的な歯ブラシを使用し、ブラッシングの指導を行っています。

(受付にて販売もしております。検診の際に受付・または歯科衛生士にお尋ねください。)


皆さんも、良い歯歯ブラシで正しい歯磨きを心がけましょう!

歯科衛生士 鈴木育子
歯科衛生士 鈴木育子