
前回のコラムでは、インフルエンザの新しい予防法をご紹介しました。
ここでは、風邪の予防の基本の三箇条についてお話したいと思います。
風邪予防の基本
1、 手洗い
2、 マスク着用
3、 水うがい
誰もが知っているこの基本の三箇条。
実はこの中にも、意外に見落としがちなポイントがあります。
1、手洗い
手洗い、これは大切です。
ドアノブやつり革に付いたインフルエンザウイルスは48時間そこで生きると言われています。
インフルエンザの人が口に手を当てて咳をしてその手で触ったところに付いたウイルスが生きているということです。
そこを触ったら自分の手にもウイルスがつきます。
気をつけていると、自分の口の周りを無意識のうちに手で触っていることに気づきます。触らないように気をつけましょう。
2、マスク着用
風邪の予防にかかせないマスク。
マスクはフィルターによってウイルスの侵入をふせぐことだと思われがちですが、実際にはウイルスはマスクを簡単に通過するそうです。
ただ、空中に飛散したウイルスで、くしゃみなど唾液と一緒の塊ならひっかかる。
ゆえにフィルター効果がないとは言えない。
ですから、咳をしている人にこそマスクが必要ですよね。
注目したいのは、マスクの保湿効果です。
乾燥は、インフルエンザに対する免疫を低下させます。
鼻の粘膜には絨毛細胞があって異物を吸着して外に出す作用があります。
乾燥によって粘膜が乾燥するとバリアが弱くなってウイルスが体に入りやすくなるわけです。
つまり、マスク使用は免疫力アップにつながる可能性があるということです。
3、水うがい
最後にうがいです。
頻繁にうがいをしないとあまり効果がないともいわれていますが、お口の中の細菌を減らす効果は少しありそうです。
手洗いに行ったついでに、せっかくだからうがいをしてはどうでしょう?
やり方は、まず「ぶくぶく」してお口の中の細菌を減らしてから、のどのうがいをした方がよいと思います。
いかがでしたでしょうか。
正しい方法でしっかり予防し、ウイルスの体内への侵入を未然に防ぎましょう!
